足の疲れとだるさ
①足三里(あしさんり)[足陽明胃経]
- 場所と取り方:向こう脛を下からさすり上げると止まる所があります。そこから外へ1寸“親指1本分”行ったすじ張った所に取ります。(左右2穴)
- 命名の由来:『里』とは集まる・通ずる、「三」とは犢鼻(とくび)穴の下3寸の意味です。「三里」とは、胃の気が集まる犢鼻穴の下3寸の所ということから命名されました。
- 特徴:昔から長寿のツポとして用いられてきました。『奥の細道』の中で松尾芭蕉が長い旅に具えて三里にお灸をすえた事は大変有名な話です。
②承山(しょうざん)[足太陽膀胱経]
- 場所と取り方:こむらの部で、こむらの中央部の下のくぼんだ所に取ります。(左右2穴)
- 命名の由来:「承」とは支える、「山」とは山のように隆起したところの意味です。まさにこのツボが人体を支える部位にある事から命名されました。
- 特徴:こむらの疲れを改善するのに最も効果的なツボです。
③湧泉(ゆうせん)[足少陰腎経]
- 場所と取り方:足の裏にあります。足の指を曲げると足の裏に人という字に似たしわができます。そのしわの下にできたくぼみの中央に取ります。(左右2穴)
- 命名の由来:泉のように腎の脈気が湧き出る所という機能的な特徴から命名されました。
- 特徴:足腰の疲れを解消するのに大変効果的なツボです。