足のむくみ
①陰陵泉(いんりょうせん) [足太陰脾経]
- 場所と取り方:膝の内側にあります。下腿の内側の骨際をさすり上げて止まる膝の下のくぼみに取ります。(左右2穴)
- 命名の由来:『陰』とはこのツボの属する脾経が陰中の陰である事を意味し、「陵」は膝を指しています。ちょうどこのツボの位置が突出した『陵』の下のくぼみにあり、水の出る「泉」に似ている事から命名されました。
- 特徴:水液代謝を促進させ、むくみを解消させる効果があります。
②大谿(たいけい) [足少陰腎経]
- 場所と取り方:アキレス腱の内側にあります。内くるぶしの最も高い部のすぐうしろのくぼみに取ります。(左右2穴)
- 命名の由来:腎経の脈気は次第に集まり、太い谿流となり海に流れ込む様に「太谿」に注ぎます。この事から命名されました。
- 特徴:腎臓の機能を高め、水液代謝を促進させる効果があります。
③失眠(しつみん) [経外奇穴]
- 場所と取り方:かがとにあります。かがとのほぼ中央に取ります。(左右2穴)
- 命名の由来:失眠とは不眠の事です。不眠に大変効果がある事から命名されました。
- 特徴:一般的にお灸に用いられるツボです。眠れない時にも効果的なツボです。
☆これらのツボに温灸を加える事によりさらに効果を高める事ができます。特に足の冷えを伴うむくみには必ず温灸を3~5回加えて行ないましょう。