健康保険による《はり灸施術》について
国民健康保険、後期高齢者医療保険にも「療養費払い」方式があります。
ただし、労災保険は別途の協定による取り扱いとなります。
また、初診の方は、必ず被保険者証及び認印をご提示下さい。
1.保険施術と医師発行の「同意書」について
保険施術にはすべて医師の発行する同意書が必要です。ご希望の方には、鍼灸院にある所定用紙をお渡ししますので、主治医にご相談(申請)して下さい。
ただし、同一疾患で、同一月内に医療機関と鍼灸院の両方で受療すると、鍼灸の保険適用は認められませんので、ご注意ください。
2.保険が適用となる疾患の種類について
保険施術が認められる疾患は、現在は次の「6疾患及びその他の類証疾患」に限られています。
- 神経痛
- リウマチ
- 五十肩
- 頸腕症候群
- 腰痛症
- 頚椎捻挫後遺症
- その他の類症疾患(保険医の同意による)
※ただし、「その他の類証疾患」の保険適用の可否は、保険者の判断に依ります。
3.保険療養費について
施術料金についての詳細は、各鍼灸院にてお尋ね下さい。
また、保険適用疾患の範囲を超える施術についての詳細は、各鍼灸院にてお尋ね下さい。
4.療養費の支給申請手続きについて
保険療養費は鍼灸院にて一旦全額をお支払いいただき、施術の終了後に被保険者自身が「療養費支給申請書」に「医師の同意書又は診断書」及び「施術領収書」を添えて、施術料の返還を求める「償還払い方式」で申請手続きすることになっています。
5.その他
- 労働者災害補償保険(労災保険)
労災規定の診断書を医師より受け、勤務先で請求書に必要事項を記入すると適用されます。
労災保険では、医療機関で治療を受けながらでも、鍼灸施術を受療することができます。
治療費は労災保険から全額支払われます。 - 自動車損害賠償責任保険(自賠責)
事故の相手方の保険会社に鍼灸施術を受けたい旨を連絡し、了解を得ると保険が適用されます。
自賠責では、医療機関で治療を受けながらでも、鍼灸施術を受療することができます。
治療費は自賠責保険から全額支払われます。 - 生活保護法(生保)の医療扶助
生活保護を受けている福祉事務所で鍼灸施術を希望し「保護変更申請書」を受け、
「生活保護法による施術費給付申請書」が交付されると、一般の健康保険と同様に
鍼灸を受療できます。
6.その他の利用可能な公的助成制度について
- 東温市
65歳以上の方で、1ヵ月に3回まで受療でき、1回に付き1,000円が助成されます。 - 久万高原町
65歳以上の方で、1ヵ月に5回まで受療でき、1回に付き1,000円が助成されます。 - 砥部町(「別途に登録済み鍼灸院」で取扱い可)
満70歳以上の方、又は身体障害者手帳(1級~3級)をお持ちの方、
又は療育手帳A判定をお持ちの方が対象で、年間12回まで受療でき、
1回に付き1,000円が助成されます。